Q15.タマゴとコレステロールのおはなし


 A15.

そもそもタマゴがコレステロールの代表のようにいわれるようになったのは、約80年前、1913年にロシアでの実験がきっかけでした。コレステロールが人の体に与える影響を調べるために栄養価の高いタマゴを、草食動物のウサギに食べさせて実験しました。その結果、血中コレステロールが増え、タマゴ=コレステロールの印象が産まれてしまったのです。これが誤解の始まりです。
ウサギは草食動物名ので、動物性の脂肪を含むタマゴを食べさせれば、コレステロールが増加するのは当たり前のこと。しかし、ヒトは雑食性なので、動物性の食品を食べても、常にコレステロールが増えるわけではありません。
日本でも1981年に、人の体とコレステロールについての研究発表がありました。健康な人に、1日5〜10個のタマゴを5日間連続して食べてもらうという実験です。その結果、1日に10個食べた人でも血中コレステロールの値はほとんど変化しないことがわかりました。また、最近の実験でも、普段の食事以外に、1日にタマゴを3個ずつ、2週間食べてもらったあと、コレステロールをはかってみると、やはり、ほとんど変化はありませんでした。
こうしたいくつかの実験でもわかるように、タマゴや他の食べ物を食べても、必ずしもコレステロールが増えるわけではないのです。
それどころか、タマゴにはコレステロールを下げるはたらきがある「オレイン酸」が多く含まれています。また、白身には「シスチン」、卵黄には「レシチン」といわれる、やはり、コレステロールを下げる作用がある物質が含まれています。タマゴはコレステロールの心配どころか、反対に私たちの健康作りの味方なのです。(資料:日本養鶏協会「くらしのなかのタマゴシリーズ」)

注意:健康な人に限りますので、もともとコレステロール値が高い人はお医者さんに相談してください。



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